今田千秋(著)
新訂 海の微生物の利用 —未知の探索から未来産業へ—
成山堂書店(2026年3月刊)
今田千秋(著)
新訂 海の微生物の利用 —未知の探索から未来産業へ—
成山堂書店(2026年3月刊)
260ページ / A5判 ISBN:978-4-425-88452-0 価格:3,300円(税込)
海は地球最大の生命圏であり、そこには人類がまだ知らない膨大な微生物が存在している。これらの微生物は、抗菌物質や酵素、機能性成分など多様な有用物質を生み出し、医薬、食品、化粧品、環境技術など新たな産業を支える可能性を秘めている。本書は、海洋環境からの微生物の採集、分離・培養、機能探索、そして実際の産業利用までを、豊富な図版と研究事例を用いて体系的に解説する。2009年刊行書を大幅に増補改訂し、海洋深層水由来微生物の研究など最新の成果も収録。未知の海に眠る微生物資源が、どのように未来の産業へとつながるのかを示す、海洋バイオテクノロジー入門の決定版。(海洋生態系科学部門 今田 千秋)
森田健太郎(著)
サケマス物語 ——魚の放流を問いなおす
筑摩書房(2026年1月刊)
224ページ / 新書判 ISBN:978-4-480-07720-2 価格:1,012円(税込)
近年、冷水性の魚であるサケは地球温暖化の影響を大きく受け、日本ではその漁獲量が著しく減少しています。サケを人工的に増やす取り組みとして行われているのが、サケの人工ふ化放流事業です。また、子どもたちがサケなどの稚魚を放流する活動も、自然や生き物に親しむ機会として、日本各地で行われています。一方で、魚や生き物の放流については、生態学的な観点から多くの問題点が指摘されてきましたが、一般向けにそれらを体系的に解説した書籍はほとんどありませんでした。本書ではこの点に焦点を当て、サケのウェルビーイングにも思いをはせながら、一般市民が魚の放流について考える際の羅針盤となることを目指して執筆しました。(海洋生物資源部門 森田 健太郎)