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道田豊教授がTechno-Ocean Awardを受賞

更新日:2023年11月09日

Techno-Ocean Awardは、2004年より海洋関連活動等に多大なる貢献をしたと認められる人、テクノオーシャンネットワークの理念の実現と諸活動に格段の寄与を果たしたと認められる人など、テクノオーシャンネットワークがその対象者を表彰するものです。

道田教授は、海洋表層の流れの構造や変動、海流による物体の輸送、拡散、分散を主たる研究テーマとするほか、海洋情報管理をはじめ海洋政策に関連する報文も多数執筆しており、日本人として、40年ぶり2人目となるユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)の副議長に2011~2015の間、選出され、津波関係事業等の国際間の調整に尽力しました。

特に、「津波その他海面水位に関係する災害警報システム」作業部会では議長として、4回の会合を主催し、50年の歴史を誇る太平洋津波警報システムのほか、2004年のインド洋津波を契機として構築されたインド洋等3つの海域の津波警報に関する国際間調整に関する議論を取りまとめ、その結果、太平洋に加えて各海域でシステムの運用が開始されるなど世界の津波警報システムの整備に大きく貢献しました。

また、SDGsに直結する7つの社会的目標を定め、海洋科学を強力に推進することにより、私たちが直面する課題の解決を目指す「海洋科学の10年」の17年の国連総会への提出に関わり、21年からは「国連海洋科学の10年日本国内委員会」の委員として国内での推進を主導しています。その中でも特に海洋プラスチックごみの課題に対しては19年から日本財団‐東京大学のプロジェクトリーダーとして活動を推進しており、この分野では国内外の第一人者と認められています。

以上の功績により、今回の受賞となりました。

なお、2023年10月5日に、国際コンベンション「Techno-Ocean2023」にて、表彰式が行われました。

▼Techno-Ocean Network - Techno-Ocean Award
https://www.techno-ocean.com/business/award/このリンクは別ウィンドウで開きます

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