「奄美と台風」シンポジウム
更新日:2024年10月01日
(2024年10月26日 開催)
東京大学大気海洋研究所奄美研究拠点研究集会
日 時:令和6年10月26日(土)14:00~16:30
場 所: 奄美市市民交流センター
〒894-0032 奄美市名瀬柳町2番1号 TEL 0997-52-1816
研究代表者:研究代表者:氏名 筆保弘徳、所属 横浜国立大学台風科学技術研究センター、
連絡先045-339-3346
プログラム
14:00~ 開会挨拶: 筆保弘徳(横浜国立大/TRCセンター長)
14:05〜 「スーパー台風の航空機観測」
坪木 和久
名古屋大学地球環境研究所教授、横浜国立大学台風科学技術センター副センター長・教授。専門は気象学・台風や豪雨を中心にした降水現象が主な研究対象。これらについて雲解像モデルを用い数値シミュレーション研究を進め、航空機を用いた台風の観測プロジェクトを行う。
講演内容: 台風の中でも最も強いクラスのスーパー台風は、最も基本的な発達過程や構造をしています。
一方で中心気圧や最大風速には発達が大きく、航空機による直接観測が不可欠です。ここでは近年、私たちが始めたスーパー台風の航空機観測について紹介し、台風観測の最新報告をお話しします。
14:25〜 「台風と海」
御手洗 哲司
沖縄科学技術大学院大学(OIST)教授・研究担当ディーン。米国プリンストン大学で博士号を取得後、カリフォルニア大学サンディエゴ研究所を経て。2009年よりOIST勤務。流体力学の見地を活かし、台風が海洋物理環境および海洋生態系に与える影響を研究している。
講演内容: 台風の中でも最も強いクラスのスーパー台風は、最も基本的な発達過程や構造をしています。
一方で中心気圧や最大風速には発達が大きく、航空機による直接観測が不可欠です。ここでは近年、私たちが始めたスーパー台風の航空機観測について紹介し、台風観測の最新報告をお話しします。
14:45〜 「地球温暖化と台風」
佐藤 正樹
東京大学大気海洋研究所教授、横浜国立大学台風科学技術センター副センター長・教授。スーパーコンピュータ「富岳」を用いた雲解像数値モデルNICAMによる台風数値シミュレーションの研究を進めている。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書の執筆にも参加している。気象庁の短期数値予測精度向上ワーキンググループの主任を務める。
講演内容: 地球温暖化に伴い、日本に襲来する台風はますます強烈化することが予想されています。
本講演では、近年の台風の傾向や地球温暖化による台風の変化に関する最新の研究を紹介し、今後の台風への備えについても講演します。
15:05〜 休憩(10分)
15:15〜 パネルディスカッション「奄美地方と台風」
<モデレーター> 佐藤 正樹
<パネラー> 木村 哲治(名瀬測候所所長)・坂木 和久・御手洗 哲司・久保 洋洋(横浜国立大学/TRC)
15:55〜 閉会挨拶 筆保弘徳(横浜国立大/TRCセンター長)
司会:貞光千春(お茶の水女子大学/TRC)
<主催>
東京大学大気海洋研究所(https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/)
台風科学技術研究センター(https://trc.ynu.ac.jp/)
<後援>
東京大学 亜熱帯・Kuroshio研究教育拠点の形成と展開事業