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2022年度水圏生態系モデリングシンポジウム

更新日:2023年02月09日

(2022年11月17-18日 開催)

日時:令和4年11月17日(木)13:00~17:00
                    11月18日(金)9:30~12:30
場所:東京大学大気海洋研究所2F 講堂
           〒277-8564 千葉県柏市柏の葉5-1-5 TEL 04-7136-6009
コンビーナー:相馬明郎(大阪公立大学)
大気海洋研対応者:伊藤幸彦(東京大学大気海洋研究所)

開催趣旨
持続可能な開発目標(SDGs)が国連加盟193カ国の共通目標として設定される中、水圏生態系のしくみと価値を理解し、利用・管理することは重要である。一方,水圏生態系は、物理学、化学、生物学、水産学、海洋学、陸水学、環境学など多様な学術分野が関わる系(システム)であり、また、その持続的な利用と管理にあたっては、社会学・経済学・行政学までも関わる分野横断型のシステムでもある。このような複雑なシステムを理解し、予測・評価するためには、問題となっている現象を明確化・単純化し、現象の理解にとって本質的と思われる概念を導入する思考過程、即ち、「モデル化」は有用である。しかしながら、モデル化における数学の活用方法は、その適用・応用分野に応じて様々なバリエーションが存在し、それぞれに発展してきた。こうした状況下、分野の異なるモデル研究者が交流し、その相違点・共通点を互いに理解し発見する機会は、「多様な価値を生み出す生態系」の理解と予測・評価にとって、今後、益々重要となるであろう。本研究集会では、水圏生態系における様々な生態系のモデル化と、それらに基づく機構解明、予測・評価、さらには、科学と政策のコミュニケーションプラットホームとしてのモデル活用の可能性について議論し、学際分野から政策分野まで、数理モデリングの幅広い活用・展開のきっかけとなることを目的とする。

11月17日
13:30–13:40
伊藤幸彦(東京大学大気海洋研究所) 趣旨説明

■    はじめに
13:40–14:20 相馬明郎(大阪公立大学)SDGsと生態系モデルの活用~沿岸海域の観点から~

■ 生態系プロセスモデル Part1 (閉鎖性海域,豊かな海と気候変動)
14:20–15:00 東 博紀(国立環境研究所)気候変動・栄養塩類管理の影響評価に向けた陸域-海域統合水環境モデル
15:00–15:20 茂木博匡(湾空港技術研究所)海草植生抵抗が浅海域の一次生産および炭素輸送に与える影響
15:20–15:40 佐藤達明((株) 建設技術研究所)生態系モデルによるブルーカーボンと豊かな海再生に向けた予測・評価の試み -大阪湾・播磨灘を例として-
15:40–16:00 北澤大輔(東京大学生産技術研究所)沿岸生態系モデルの環境影響評価への活用

■ 生態系プロセスモデル Part 2 (日本近海,低次生産と高次生産)
16:15–16:35 Sherwood Lan Smith(JAMSTEC)Computationally efficient
approaches for modeling the adaptive response of phytoplankton,
including toxin production and Harmful Algal Blooms (HABs)
16:35–16:55 黒田 寛(水産研究・教育機構 水産資源研究所)日本周辺太平洋陸棚域~開放型湾の低次生態系モデリング
16:55–17:15 亘 真吾(水産研究・教育機構 水産資源研究所)日本周辺における生態系モデルEcopathの構築とその可能性
17:15–17:35 吉江直樹(愛媛大学 沿岸環境科学研究センター)栄養塩循環から高次栄養塩段階生態系までを取り扱う統合モデルの現状と課題

懇親会(対面予定)

11月18日
 ■生態系ラグランジュモデル・AIモデル
10:00–10:20 松村義正(東京大学大気海洋研究所)日本近海高解像度粒子追跡
10:20–10:40 市川哲也((株)サイエンスアンドテクノロジー)アサリ浮遊幼生や仔稚魚を対象としたラグランジュ型モデルによる漁業影響評価への活用
10:40–11:00 濱田孝浩((一社)全国水産技術協会)漁獲量を予測するーAI活用の可能性についてー
11:15–12:00  総合討論

https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/memsympoこのリンクは別ウィンドウで開きます
申し込み制とさせていただいておりますので、上記リンクにあるgoogle formからお申し込みください。

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