ラージスケール海洋循環フェスタ2015
更新日:2015年04月16日
(平成27年5月15日 開催)
日 時:平成27年5月15日(金) 9:00~17:50
場 所:東京大学大気海洋研究所2F 会議室
〒277-8564 千葉県柏市柏の葉5-1-5 TEL 04-7136-6009
コンビーナー: 岡英太郎(東大AORI、eoka@aori.u-tokyo.ac.jp)、纐纈慎也(JAMSTEC)、
川合義美(JAMSTEC)、中野俊也(気象庁)、桂将太(東大AORI)
趣旨:
近年、アルゴの全球観測網のデータ蓄積が10年に達し、蓄積が20年を超えた衛星海面高度データなどと合わせ、海洋表・中層のラージスケールの循環とその変動を極域を除く任意の海域で調べることが可能となった。本集会は、大規模循環の変動、およびそれが物質循環や生態系、大気循環などに与える影響に関する最近の知見を交換し、議論を通じて多分野の研究者の親睦をはかることで、今後の共同研究への発展を探ることを目的とする。
プログラム
09:00~09:15 挨拶および趣旨説明
岡英太郎(東大AORI)
座長 桂将太(東大AORI)
09:15~09:45 東電福島第一原発事故由来の放射性セシウムの北太平洋での長距離表層輸送および海洋内部への輸送過程
青山道夫(福島大)
09:45~10:15 Ocean acidification from below in the western equatorial Pacific
○石井雅男(気象研)・Keith B. Rodgers(プリンストン大)・Daniele Iudicone(Stazione Zoologica Anton Dohrn)ほか
10:15~10:45 魚種交替の根本にある海洋環境変動と小型浮魚の行動生態
○伊藤進一(東大AORI)・巣山哲・中神正康・大野創介・筧 茂穂・安倍大介・亀田卓彦・奥西 武(水研セ)
10:45~11:15 ハワイの北の風がコントロールする、沖縄の海の酸性化
○岡英太郎(東大AORI)・Bo Qiu(ハワイ大海洋)・高谷祐介・延与和敬(気象庁)・笹野大輔・小杉如央・石井雅男(気象研)・中野俊也(気象庁)・須賀利雄(東北大院理)
11:15~11:45 西部北太平洋における溶存酸素の減少
○笹野大輔(気象研)・高谷祐介(気象庁)・小杉如央(気象研)・中野俊也(気象庁)・緑川貴・石井雅男(気象研)
昼食
座長 岡英太郎(東大AORI)
12:45~13:15 黒潮続流と表層Chl-aの十年変動
○纐纈慎也(JAMSTEC)・金子仁・伊藤幸彦(東大AORI)・奥西武(東北水研)・笹岡晃征・井上龍一郎(JAMSTEC)・上野洋路(北大院水産)
13:15~13:45 黒潮が大気に与える影響の遠隔伝播
川合義美(JAMSTEC)
13:45~14:15 北太平洋亜寒帯前線帯における海洋表層貯熱量の十年規模変動とその大気循環への影響
○田口文明(JAMSTEC)・Niklas Schneider(ハワイ大IPRC)・野中正見(JAMSTEC)・中村尚(東大先端研)
座長 川合義美(JAMSTEC)
14:30~15:00 北極海環状観測網から理解する北極海の気候システム
○坪内崇真・Sheldon Bacon・Alberto Naveira-Garabato(サウサンプトン国立海洋研究所)
15:00~15:30 気象庁定線における主要な水塊の長期変動からみた海洋循環像
○中野俊也・北村知之・村上 潔・高谷祐介(気象庁)
15:30~16:00 海面係留ブイによるフィリピン海大気海洋観測
○永野憲・長谷川拓也(JAMSTEC)
座長 中野俊也(気象庁)
16:15~16:45 グライダーで観測された表層下のサブメソスケール構造と高解像度海洋大循環モデルとの比較
○野中正見・細田滋毅・笹井義一・佐々木英治(JAMSTEC)
16:45~17:15 表層pCO2・栄養塩のSOOP観測と格子化プロダクト
安中さやか(JAMSTEC)
17:15~17:45 WHP-P1再観測で現れた変化
○纐纈慎也・長船哲史・内田裕・熊本雄一郎(JAMSTEC)
17:45~17:50 挨拶
纐纈慎也(JAMSTEC)
18:00~20:00 懇親会(大気海洋研究所1階ロビー)