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福島第1原子力発電所から出された物質のグローバルな輸送をもたらした低気圧とジェット気流

2011年6月22日

東京大学先端科学技術センター・大気海洋研究所
九州大学

「東北地方太平洋沖地震」による津波で被災した福島第1原子力発電所からは、3月12~16日に大量の放射性物質が大気中に放出された。我々は、大気微粒子の広域輸送モデルを用いたコンピュータシミュレーションを実施し、原発近傍から出された微粒子が上空の強い偏西風ジェット気流に乗って数日の間に米国上空を経て欧州上空にまで達した様子を、観測のタイミング通りに再現することに成功した。また、輸送される距離とともに物質の濃度が人体に影響のないレベルにまで急速に希釈される様子も、ほぼ観測通りに再現された。また、こうした輸送がもたらされた要因が日本付近を通過した低気圧と上空のジェット気流であることを明らかにした。

【発表者】
中村 尚(東京大学 先端科学技術研究センター 教授; 大学院理学系研究科兼担)
中島映至(東京大学 大気海洋研究所 教授; 大学院理学系研究科兼担)
※ 竹村俊彦(九州大学 応用力学研究所 准教授)
(※ 論文筆頭著者;九州大学よりテレビ会議で参加)

【発表雑誌】

雑誌名:日本気象学会オンライン学術レター誌 「SOLA (Scientific Online Letters on the Atmosphere) 」

論文タイトル:A numerical simulation of global transport of atmospheric particles emitted from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant [福島第1原子力発電所から大気に放出された微小粒子のグローバルな輸送に関する数値実験]

著者:Toshihiko Takemura, Hisashi Nakamura, Masayuki Takigawa, Hiroaki Kondo, Takehiko Satomura, Takafumi Miyasaka, and Teruyuki Nakajima

記者会見当日のスライド資料はこちら(PDF)をご覧ください。

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