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イベントレポート:柏キャンパス一般公開 2012

更新日:2013年08月08日

平成24年度の柏キャンパス一般公開が、2012年10月26日(金)と27日(土)に実施されました。今年は晴天にも恵まれ、例年以上の大盛況となりました。あまりに多くの方が来られたため、来場者数を正確に数えることはできませんでしたが、大気海洋研究所全体(大気海洋研究棟と総合研究棟の気候システム系の催し)で2日間で4,000人を超える方に来ていただきました。
 各研究室や研究プロジェクトの研究内容を紹介したパネル展示や模型実験(大気海洋研究棟と総合研究棟で実施)、生きた海の生き物に触れるタッチプール、珍しい深海魚の標本に触れるコーナー、海藻押し葉教室、紙芝居、クイズラリーなど昨年も好評だった催しに加え、砂の中から星砂と呼ばれる有孔虫の骨格を探す企画「星砂を探してみよう」、体験型装置を使ってバイオロギング科学を知る「バイオロギングサイエンスってなに?」、実験装置を使っていろいろな形の渦や竜巻を作り出す「渦を作ろう」、飼育室および海洋観測機器棟へのガイドツアーなど、新たな企画も行われました。また、これも新たな試みとして、大学生や高校生が大学院生から直接話を聞くことができる「AORI Café 学生生活も一般公開!」が有志の大学院生によって企画運営されました。小さな子供連れの方にも楽しんでいただけるよう、「うみのこどもべや」として幼児向けの絵本や遊び道具の置かれたプレイルームも設置されました。毎年比較的年配の来場者が多い金曜日には一般向けの3題の講演(「うなぎのはなし」、「竜巻の謎に迫る」、「アワビの話-大津波の影響は?」)が、若者が多く来場する土曜日には小中高生にも楽しんでいただける3つの講演(「ウミガメがみている世界」、「深海のハンターマッコウクジラ」、「マグロはおもしろい」)がありました。どのイベントも大盛況で、ご来場いただいた方には大いに楽しみながら大気海洋研究の最先端に触れていただけたことと思います。
 また、今年なんといっても来場者の目を惹いたのは、エントランスホールを飾った素晴らしいバルーンアートでした。大気海洋研究所の卒業生、須原三加さんにボランティアでプロデュースしていただいた企画です。まさに芸術的な風船の飾り、風船でできた海の生き物たちは、今年の一般公開を大いに盛り上げてくれました。
(河村 知彦) 

*Ocean Breeze 第11号より転載、広報室により一部の写真を追加・変更しました。
 

会場の様子(1階展示コーナー)

アンケートで人気が高かった「星砂を探してみよう」

「飼育室で海洋生物研究の現場を見てみよう」

海洋観測機器の見学ツアー

小学生から大人までを対象にした講演会

エントランスを飾ったバルーンアート

その他