学術研究船 白鳳丸
学術研究船白鳳丸は、全長100メートル、総トン数4,073トンの大型研究船。遠洋、近海を問わず、世界の海を舞台として、長期の研究航海に使われています。
2004年度からは、船籍が海洋研究開発機構(JAMSTEC)に移管され、東京大学大気海洋研究所と海洋研究開発機構が協力して学術研究船の運航にあたっています。
要目
全長 | 100.00m |
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長さ(垂線間長) | 90.00m |
幅 | 16.20m |
深さ | 8.90m |
計画満載吃水 | 6.30m |
資格 | JG第三種船、遠洋区域 |
(国際航海) | NK Ice class C,MO相当 |
国際総トン数 | 4,073トン |
航海速度 | 16.00ノット |
航続距離 | 12,000海里 |
定員 | 89名 |
乗組員 | 54名 |
研究員 | 35名 |
推進機関 | 4サイクルディーゼル機関 1,900ps×4台 電気推進モータ 460kw×2台 |
造船所 | 三菱重工業株式会社下関造船所 |
起工 | 昭和63年5月9日 |
進水 | 昭和63年10月28日 |
竣工 | 平成元年5月1日 |
推進器および舵 | 4翼可変ピッチプロペラ (ハイスキュー型)2軸×2舵 |
発電機 | 推進発電機(主機関駆動) 4サイクルディーゼル機関1398kw×4基 電気推進モーター320kVA×2基 主発電機 772kw×2基 |
バウスラスタ(トンネル蓋付) | 推力 190kw×2基 |
スタンスラスタ | 推力 405kw×1基 |
ジョイスティックコントロールシステム | 1式 |
調査観測データロギング装置 | 1式 |
航法自動化装置 | 1式 |
航法制御装置 | 1式 |
航法システム開発装置 | 1式 |
空調装置(12系統) | 1式 |
エレベータ、ダムウエータ | 各1基 |
タンク容積 ---清水 ---燃料油(含澄タンク、常用タンク) ---バラスト水 |
488m² 1,048m² 143m² |
研究観測設備
No.1 研究室 | 海底地形・気象・海象観測装置 |
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No.2 研究室 | RI実験室 |
No.3 研究室 | ドライ汎用実験室 |
No.4 研究室 | クリーンルーム兼無菌室 |
No.5 研究室 | セミドライ汎用実験室 |
No.6 研究室 | セミドライ汎用実験室 |
No.7 研究室 | ウエット汎用実験室、暗室、薬品庫付 |
No.8 研究室 | 資材保管庫 |
No.9 研究室 | 重力計・高精度ジャイロ室 |
No.10 研究室 | 低温実験室 |
この他、採水器室、研究調査室を装備する
観測用ウインチ類
No.1 ウインチ | 14mmφ×15,000m |
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No.2 ウインチ | 8.18mmφ×7,000m(銅製アーマード) |
No.3 ウインチ | 12mmφ×12,000m(アラミド繊維) |
No.4 ウインチ | 9mmφ×8,000m |
No.5 ウインチ | 14mmφ×6,000m(rope) |
No.8 ウインチ | 3.3mmφ×1,500m(船首側右舷) |
クリーン採水用ウインチ(可塑型) | 14mmφ×7,000m(ベクトラン) |
起倒式ガントリー | 11t 船外 4.5m ホイスト 2ton |
伸縮ビーム | 11t 船外 2.0m ホイスト 2ton |
デッキクレーン | 3t x 3.0 ~ 21 mR |
主な常備観測設備
- 人工衛星データ受信処理装置
- 海象気象装置
- マルチビーム音響測深機(MBES)
- 極深海用精密音響測深器(PDR)
- 地層探査装置(SBP)
- ドップラーソナー海潮流計(ADCP)
- 生物資源音響探査装置(ABIS)
- 音響測位装置
- エアガンコンプレッサー
- 純水製造装置
- 超深海用CTDシステム
- 船上重力計 等