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CTデータの利用方法

基本ルール

本ページに掲載されたCTデータやCT標本の静止画(写真も含む),動画の著作権は東京大学大気海洋研究所に帰属します(断りがある場合は別).

これらのコンテンツの利用は,クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 - 非営利 - 継承 3.0 非移植 に基づく範囲内で自由です.詳しくはの著作権の項目をご覧ください.

なお,本コンテンツを利用した結果生じた損害などについて,一切の責任を負いません.

CTデータを利用するために必要な環境

CTデータの中身

CTデータは,一つの標本につき,2種類のファイルから構成されています.断層画像(グレースケールのtif形式)とMolcerファイル(テキスト形式.拡張子は*.mol)です.断層画像は標本をX線撮影したときに得られた画像で,レントゲン写真と思っていただいて結構です.1標本につき数百枚あります(撮影深度が異なる).Molcerファイルは,断層画像からどのようにパソコン上に3次元で構築するかを書いた指示書にあたります.


必要なパソコン環境

3次元構築するためには下に述べるMolcerというフリーソフトが必要ですが,現段階ではMolcerはWindows専用ですのでMac OsやLinux上では動作しません.ただし,MacにWindowsエミュレータを利用すればMacでも利用できます.

数百枚の画像から3次元の物体を構築するので,かなりのCPUパワー,メモリ,グラフィックカードが必要です.

一例ですが,私はHP xw6600 workstation(Win 7 professional, CPU Intel Xenon X5260 3.33GHzのクワッドコア,メモリ8GB, グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 560 Ti)を利用しています.比較的高スペックだと思いますが,このスペックでも3次元構築ができない場合があります.

必要なソフト

Molcerという(有)ホワイトラビットが製作したフリーソフトが必要です(Windows専用).

Molcerのダウンロードとインストールについては,こちらのページ(http://www.white-rabbit.jp/molcer.html)をご参照ください(ソフトはジャンプしたページの中段にあります).


CTデータのダウンロードと解凍

各標本のページにある以下のバナーをクリックすると,断層画像とMolcerファイルがセットになった圧縮ファイル(zip形式)をダウンロードできます.

CTデータのダウンロード≫

(このページではダウンロードできません)


圧縮ファイルをダウンロード後,適宜,圧縮解凍ソフト(Lhaplusなど)で解凍してください(解凍場所はどこでも良いです).

解凍してできたフォルダの中に,断層画像ファイルが入った「XY」というフォルダと「ファイル名.mol」というファイルがあるはずです(拡張子が見えない設定の場合は「mol」は見えず,うさぎの形をしたアイコンが見える.※Molcerインストール環境で).

「ファイル名.mol」(うさぎのアイコン)をダブルクリックしてください.Molcerが起動し,断層画像から標本を3次元構築します.

あとは,Molcerの使用方法に従えば,ご自分で深海生物をグリグリまわしたり,断面を切ったりできます.

Molcerの使用法

Molcerに慣れるまで時間がかかるかもしれませんが,まずは,グリグリと回転させたりしてみてください.

使い方は,「Molcer」操作方法を参照してください.

それでは,「グリグリできる3D-CT深海生物」の世界を堪能してください.

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