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先島諸島では、1771年八重山津波と同規模の津波が、過去2千年間に約600年の間隔で4回起きていた

2017年12月11日

静岡大学
琉球大学
東京大学大気海洋研究所
産業技術総合研究所

静岡大学の安藤雅孝客員教授、北村晃寿教授、生田領野准教授、琉球大学の中村衛教授、東京大学の横山祐典教授、宮入陽介特任研究員、産業技術総合研究所の宍倉正展研究グループ長らの研究グループは、石垣島を含む先島諸島で初めて、砂質津波堆積物を発見し、その成果が国際誌Tectonophysicsにてオンライン公開されました。

1771年八重山地震は、最大遡上高30mの巨大津波を引き起こした琉球海溝沿いの最大の地震です。この地震に伴う八重山津波は、石垣島を中心に先島諸島全域にわたり、1万2千人の犠牲者と甚大なる被害を与えました。この八重山津波のメカニズムの研究は、これまでは主に津波石を用いて行われてきましたが、その分布からは津波の遡上限界を決定できません。一方、砂質津波堆積物の分布からは遡上範囲を決定できますが、先島諸島では、津波堆積物の分布を把握できる場所は未発見でした。しかし、本研究による調査用溝(トレンチ)で、津波堆積物の分布を正確に決定できる場所が発見され、過去2千年間に約600年間隔で、1771年八重山津波とほぼ同規模の津波が、4回起きていたことが判明しました。さらに、従来、八重山地震は “津波地震”(津波の大きさに比べ地震動が小さい、断層面上でゆっくりとしたすべりが生じた地震)と考えられていましたが、今回の調査ではトレンチ内から地割れがいくつも発見され、激しい地震動を伴う、“巨大地震”であったことが推定されました。以上の研究成果は、先島諸島の防災対策に有益な科学的知見となります。

詳しくはこちらをご覧下さい。
    静岡大学プレスリリース(2017年12月4日)このリンクは別ウィンドウで開きます

プレスリリース