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氷期終焉期の急激な温暖化時に起きた大規模氷床崩壊

2012年­3月29日

横山 祐典(東京大学大気海洋研究所)

東京大学大気海洋研究所の横山祐典准教授および、奥野淳一研究員は、仏国CEREGE 研究所と英国オックスフォード大の研究グループと共同で、地球の気候が氷期から現在の間氷期に移行した際に起きた、大規模かつ急激な氷床崩壊の規模とタイミングの正確な決定を行いました。
日米欧が中心となって行っている統合国際深海掘削計画(IODP)の第310航海にて得られたタヒチ沖のサンゴ礁掘削試料の化学分析に基づくもので、当時の海水準上昇速度は40mm/年にも達していたことがわかりました。これは、氷床コアの気温変化の記録や海洋循環の記録と比較検討することにより、気候メカニズムの解明に大きく貢献することのできる成果です。
氷床の挙動は、地球の低緯度の熱を高緯度に運ぶという海洋の南北熱輸送を担っている循環の規模に影響を与える淡水の供給量を変化させることから、氷床学や気候学的に重要なデータであるとともに、気候モデル(大気と海洋をグリッドで区切り、気候システム内の諸過程を物理法則等に基づいて数式化しモデル化したもの)の制約条件としても役立つことが期待されます。
これらの成果は、3月29日にNatureに掲載されます。

プレスリリース資料PDFファイル(444KB)

図1(259KB)

図2(162KB)

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