1.浸透圧調節に関わるホルモンの役割を明らかにする

 2.浸透圧物質を輸送する実態を明らかにする

 3.遺伝子改変によりホルモンや輸送体などの働きを個体レベルで証明する

 

 機能系班「高浸透圧環境への適応機構」の研究グループでは,魚類が海という高い浸透圧環境へ適応するための多様な戦略について,遺伝子レベルから個体レベルにいたるさまざまな手法を用いてその仕組みを明らかにしようとしています.海に生きるために必要なホルモンやイオンの輸送体を発見し,それらを遺伝子導入してトランスジェニック海水魚をつくる試みや,まだほとんどわかっていないサメの尿素を用いる浸透圧調節機構の解明などに取り組んでいます.

 

29 June, 2001