連鎖系班では,5月に淡青丸航海と大槌湾での合同フィールド調査が行われました.淡青丸,KT-01-5次航海は,相模湾,駿河湾での観測を中心として,5月7日から12日まで行われました.この航海には,海洋研の底生生物,浮遊生物,微生物の各分野が合同し,フローサイトメトリによる微生物群集の定量的解析,
海底fluffy
layerの性状と生物群集に関する研究,カイアシ類死骸の状態と細菌との相互作用に関する研究などが行われました.一方,大槌湾の調査は,5月21日から26日まで行われ,連鎖系班の小池,永田,古谷,上,木暮の各グループからそれぞれ数名ずつが参加しました.ウイルス,細菌から動物プランクトンまでの生物量を求めると同時に,それらのグループ間にどのような連鎖が成立しているかの解明を狙っています.