ワークショップ成果報告

新プロ「海洋生命系のダイナミクス」5年計画の中間の年を迎えて、新プロ変動系班のこれまでの研究成果を総括し、今後の研究展望を論議するためにこのワークショップを企画した。このワークショップでは、単に新プロ研究成果を発表するだけでなく、変動系班が新プロ研究によって「海洋生命系の変動は人類に何をもたらすか?」という疑問に答えるために、機能系班や連鎖系班と共同しつつ今後どのように研究を展開して行くべきかを集中的に論議することを目的とした。

 別添のように2日間で延べ67名(ワークショップの性格上自由参加とせず、コンビーナーが参加を依頼した研究者に限定した)が参加し、セッション1:自然変動のしくみ(座長:渡邊良朗)で7題、セッション2:人間活動のインパクト(座長:宮崎信之)で4題、セッション3:変動する資源の管理(座長:松田裕之)で4題の計15題の発表を行った後に、セッション4:変動系班研究の総合および機能系・連鎖系との連携(座長:渡邊・宮崎・松田)で集中的な総合論議を行った。これによって、新プロ変動系班の課題分担者と研究協力者13名がそれぞれの研究内容と研究展開について理解を深めた。また、新プロ研究の機能系班、連鎖系班との連携についても論議して、一定の方向を示した。

 以上のようなワークショップの成果は、今秋に予定されている新プロ研究の現地調査(中間評価)に生かされるとともに、12月の新プロ成果の公開シンポジウムに反映される。また、変動系班の研究の成果や問題点について、班員の認識の一致が得られたので、今後はこの認識を基に平成16年度まで継続される予定の新プロ研究後半における変動系班の研究展開を考える。

プログラム等詳細はこちらからご覧になれます。

 学術創成研究「海洋生命系のダイナミクス」 の目的について塚本研究代表者より説明

変動系班の研究目的について班長の渡邊教授より説明

   

1日目会場の様子

セッション1 : 自然変動のしくみ

セッション2 : 人間活動のインパクト

懇親会の様子

   

セッション3 : 変動する資源の管理

セッション3 : 変動する資源の管理

 

二日目会場の様子

コメンテーター田中教授

   

コメンテーター上教授

コメンテーター上田教授

   

コメンテーター塚本教授

コメンテーター谷口教授

活発に議論が行われました