スエヒロキヌタレガイAcharax johnsoni

  • スエヒロキヌタレガイ背
  • スエヒロキヌタレガイ横
  • スエヒロキヌタレガイ腹

基本データ

採集海域:相模湾

採集水深:1177m

採集航海:なつしま NT97-09

採集日:1997年5月29日


と同じキヌタレガイ科に属する二枚貝.鰓にイオウ酸化細菌を共生させて硫化水素からエネルギーを得る化学合成生物である.

詳細データ

キヌタレガイ科は靱帯(貝殻をつなぐ有機組織)が貝殻の外側についているか内側についているかで大きく二分できる.スエヒロキヌタレガイは靱帯が外側にあるAcharax属に分類される.

ちなみに,本種は堆積物の中に生息しているが,その巣穴をアナガッチンガーが暴き出している.Y字の巣穴の下半分の縦棒は彼らにとっては海底下から湧いてくる硫化水素を獲得するための井戸だと考えられている.

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