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黒潮域における混合と栄養塩供給・生物生産へ与える影響

更新日:20161114

(2017年1月19-20日 開催)

東京大学大気海洋研究所 共同利用共同研究集会

日    時:平成29年1月19日(木)13:00~17:40
           1月20日(金) 10:00~17:00
場    所:東京大学大気海洋研究所2F 講堂
               〒277-8564 千葉県柏市柏の葉5-1-5 TEL 04-7136-6009
コンビーナー:
安田一郎(東大大海研) TEL:04-7136-6040 e-mail:ichiro@aori.u-tokyo.ac.jp
齊藤宏明(東大大海研) TEL:04-7136-6360 e-mail:hsaito@aori.u-tokyo.ac.jp
松野 健(九大応力研)TEL:092-583-7731 e-mail:matsuno@riam.kyushu-u.ac.jp
中村啓彦(鹿大水産) TEL:099-286-4100 e-mail:nakamura@fish.kagoshima-u.ac.jp

大気海洋研対応者:
安田一郎(東大大海研) TEL:04-7136-6040 e-mail:ichiro@aori.u-tokyo.ac.jp

黒潮は多くの魚類の産卵・生育場となっており、その長期変動が魚種交代などの諸現象を引き起こすと考えられている。黒潮は、台湾海峡、ケラマ海裂、トカラ海峡、伊豆海嶺等のシルを越える際に発生する内部波の砕波や、北緯20-29度での潮汐波動の砕波によって、強い鉛直混合が生じ、中深層から栄養塩が鉛直拡散輸送され、黒潮における豊かな生態系を育んでいる可能性がある。この仮説や魚種交代等の変動を引き起こす仕組みを明らかにするためには、中深層から栄養塩等の物質を生産層へ輸送する物理過程と、それが生態系の構造や生物生産に及ぼす影響を明らかにするための、総合的な取り組みが必要である。2015-2016年度には、新青丸KS-15-5航海におけるトカラ海峡付近、KS-16-10伊豆海嶺を横切る黒潮、白鳳丸KH-15-3航海での東シナ海陸棚と黒潮付近の観測、KH-15-4航海での台湾東方、沖縄北、高知南方での黒潮観測、白鳳丸KH-16-7ケラマ海裂、かごしま丸KG1515・KG1615航海によるトカラ海峡での観測、等の研究航海が実施された。これらの航海の観測結果を取りまとめ、混合や海流による栄養塩輸送を定量化して仮説を検証し、今後の研究計画を立てることを目的として、研究集会を行う。
 

プログラム

1月19日(木)
13:00~13:10 趣旨説明 安田一郎(東大大気海洋研)

13:10~13:40
小松幸生(大気海洋研)・廣江 豊(水産機構中央水研)・安田一郎(大気海洋研)
「黒潮Nutrient Stream:源流から続流域の構造・硝酸塩輸送・変動と生物生産へのインパクト」

13:40~14:10
長井健容(東京海洋大)・井上龍一郎(JAMSTEC)・S. Clayton (UW)・ Amit Tandon (UMassD)
「黒潮、黒潮続流の混合と栄養塩供給に関する観測と数値モデルを用いた研究」

14:10~14:40
堤英輔・松野健・Ren-Chieh Lien・千手智晴・李根淙(九大応力研)・中村啓彦・仁科文子(鹿児島大)・郭新宇(愛媛大)
「トカラ海峡における乱流混合」

14:40~15:00
田中雄大(大気海洋研)・長谷川大介(東北水研)・辻英将・柳本大吾・藤尾伸三・後藤恭敬・伊藤進一・安田一郎(大気海洋研)・西岡純(北大低温研)
「台湾からトカラ海峡および伊豆海嶺を横切る黒潮における乱流及び硝酸塩フラックス」

15:00~15:30
小針統・川縁孝博・牧原渉・佐藤希恵・久米元(鹿児島大学)・宮本洋臣・岡崎雄二(水産機構東北水研)・相田真希(JAMSTEC)
「黒潮源流域における動物プランクトン群集の生産構造」

15:30~15:50
菊地将敬・後藤恭敬・安田一郎(大気海洋研)・纐纈慎也(JAMSTEC)
「2016年6月混合水域における乱流混合・硝酸塩フラックス」

15:50~16:00 休憩

16:00~16:30
張 勁(富山大)
「KH-15-3東シナ海における生物地球化学物質の分布と輸送」

16:30~17:00
松野健(九大応力研)
「東シナ海における乱流・内部波」

17:00~17:20
西岡 純(北大低温研)・小畑 元(大気海洋研)・張 勁(富山大)
「微量元素の3次元輸送:GEOTRACESシンポジウムより」

17:20~17:40
中村啓彦(鹿児島大)・安田一郎(大気海洋研)
「KH-16-7ケラマ海裂における観測速報」

18:00~ 懇親会

1月20日(金)
10:00~10:20
斉藤宏明(大気海洋研)・梅澤有(長崎大)・橋濱史典(東京海洋大)
「白鳳丸KH-15-4航海概要:黒潮域栄養塩の起源について」

10:20~10:40
牧和幸(北大院環境)・西岡 純(北大低温研)
「黒潮域における鉄の分布、供給、輸送」

10:40~11:10
小畑 元・黄 国宏(大気海洋研)
「東シナ海黒潮域における銅の存在状態」

11:10~11:40
岩本洋子・三浦和彦(東京理科大)、亀崎和輝・服部祥平(東京工業大学)、植松光夫(大気海洋研)
「黒潮域における大気微量成分の連続観測」

11:40~13:00 昼食・休憩

13:00~13:30
梅澤 有・野崎 龍・山岸龍ノ介(長崎大)・福田秀樹・斎藤宏明(大気海洋研)
「黒潮海域の一次生産を支える栄養塩動態」

13:30~13:50
亀岡敏明・山下洋平(北大地球環境)
「黒潮域における溶存有機物の分布と光分解性」

13:50~14:10
山口珠葉・古谷研(東大農)・齊藤宏明(大気海洋研)
「黒潮域における易分解性溶存有機態リンの動態」

14:10~14:40
福田秀樹・山田洋輔(大気海洋研)・梅澤有(長崎大)・斎藤宏明(大気海洋研)
「黒潮域の粒状物の組成とサイズ分布」

14:40~15:00 休憩

15:00~15:30
岡崎雄二・宮本洋臣(水産機構東北水研)・齊藤 宏明(大気海洋研)
「黒潮域における仔稚魚の分布と食性」

15:30~15:50
石川 和雄・伊藤 幸彦(大気海洋研)・中村 啓彦・仁科 文子(鹿児島大)・齋藤 友則・渡慶次 力(宮崎県水産試験場)
「東シナ海陸棚域起源の魚類卵・仔稚魚の輸送過程」

15:50~16:20
佐々千由紀(水産機構西海水研)
「黒潮域における中深層性魚類の産卵生態と初期生活史」

16:20~17:0
総合討論 黒潮が豊かな生態系を生む原因はどこまでわかったか、
今後の研究・航海計画に向けて

共同利用

研究集会