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第50回海中海底工学フォーラム

更新日:20120910

(2012年10月5日 開催)

 日 時 2012年10月5日(金)
    第 50回海中海底工学フォーラム
    東京大学柏キャンパス見学会:11時~
    研究会:13時~17時30分
    IEEE/OES Japan Chapter Young Award2012授賞式:17時30分~17時50分
    懇談会:18時00分~20時
場 所 東京大学大気海洋研究所講堂
    〒277-8564 柏市柏の葉5-1-5 電話:04-7136-6011(国際・研究推進チーム)
地 図 http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/access/index.html参照(大気海洋研究所)
    http://daedalus.k.u-tokyo.ac.jp/wt/wt_index.htm参照(極超音速高エンタルピー風洞)
参加費 見学会および研究会:無料
    懇談会(郵便振替振込み):3000円(30才未満および70才以上無料)
    振込先:郵便振替:口座番号00150-8-354229、口座名:海中海底工学フォーラム
主 催 海中海底工学フォーラム運営委員会
共 催 (財)生産技術研究奨励会
協 賛 日本船舶海洋工学会、海洋調査技術学会、海洋音響学会(公社)土木学会*、
    (公社)日本水産学会、IEEE/OES日本支部、MTS日本支部, 東京大学海洋アライアンス
    *「土木学会認定CPDプログラム」
 

東京大学柏キャンパス・極超音速高エンタルピー風洞 見学会:11時~(約40分程度)
11時までに新領域基盤実験棟1F玄関前集合
見学会終了後、研究会まで自由行動

研究会:13時-17時30分

1) 挨拶

13時00分-13時10分
東京大学生産技術研究所 浦  環

2)Introduction to 7000m Sea Trials of the Manned Submersible "JIAOLONG"

13時10分-14時00分
中国船舶科学研究所(CSSRC)  Weicheng Cui

[講演概要]This talk is to introduce the results of 7000m depth class test which was just carried out by the Manned Submersible "JIAOLONG" from June 3 to July 16, 2012.  The contents include a description of general process on the sea trials, technological and scientific achievements made in the tests, main faults found in tests and treatment methods, suggestions to future application of  “JIAOLONG” submersible.  Finally, some conclusions are drawn from this sea trials test.

3)「ちきゅう」掘削から東北M9地震の巨大断層滑りに迫る!

14時00分-14時40分
海洋研究開発機構 林 為人

[講演概要]昨年の3月11日、常識を覆すような史上最大級の東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)が発生しました。統合国際深海掘削計画(略称IODP)は、かつてにない迅速な対応で世界最大の科学掘削船「ちきゅう」による緊急掘削調査プロジェクト「東北地方太平洋沖地震調査掘削;Japan Trench Fast Drilling Project (JFAST)」を、今年の4月1日~5月24日の54日間において実施しました。掘削地点は宮城県牡鹿半島東方沖、日本海溝まで約5kmのところで、あの巨大津波を引き起こした50mにも滑った断層の部分がターゲットでした。水深が約6890mの海底から、深度約820mのところにあるプレート境界断層を貫通して、850mまで掘削しました。様々な技術的な挑戦を成功させた掘削の内容とともに、巨大断層すべりの実像に迫る科学成果を予察します。

4) 三陸のアワビは津波でどうなったのか?これからどうなるのか?

14時40分-15時10分
東京大学大気海洋研究所 河村 知彦

[講演概要]2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波は、三陸・常磐沿岸の海洋生態系やそこに生息する生物群集に対して大きな撹乱をもたらした。エゾアワビは三陸沿岸の岩礁藻場に生息する最大級の植食動物であり、生態系においても重要な位置を占めている。また、長年にわたって人工生産種苗(稚貝)の大量放流事業も行われており、地域の水産業にとっても非常に重要な資源となっている。私たちは震災以前から三陸の数カ所においてエゾアワビを含む岩礁生態系の生物の生態調査を行ってきた。震災前後の調査結果から、エゾアワビを始めとする岩礁の生物たちが大地震や大津波でいったいどのような影響を受けたのか、これからどうなっていくのかを考える。

5)ウッズホール海洋研究所における海洋を探るビークル達の研究動向

15時30分-16時00分
東京海洋大学 近藤 逸人

[講演概要]東京海洋大学の若手研究者派遣にて、米国マサチューセッツ州ケープコッドにあるウッズホール海洋研究所に、2012年8月までの約1年5ヶ月滞在した。受入先の研究者はAUVによる画像観測などを専門とするHanumant Singh博士である。研究室では、航空機やラジコン飛行機、クアドロコプタなどを使って北極や南極の氷塊の動きやペンギンの分布を調べることや、珊瑚の成長過程をCTスキャン画像から探ろうとすることなど、画像処理を中心としたAUV以外のアプリケーションにもかなり重点的に取り組んでいる。このような話題を添えて、講演者の滞在中に博士を取得した2人の若手研究者の研究内容に関して紹介させて頂く。

6)世界最硬ヒメダイヤの合成と地球深部掘削への応用可能性

16時00分-16時30分
愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター 入舩 徹男

[講演概要]我々はグラファイトの高温高圧直接変換法により、純粋な多結晶ダイヤモンド焼結体の合成に初めて成功した(Irifune et al., Nature 2003)。このダイヤモンド(ヒメダイヤ)は特異なナノ組織を持つとともに、極めて高い硬度を持つことが明らかになり、その後大型化・良品質化に取り組んできた。現在では、直径・長さともに1cm程度のヒメダイヤが合成可能となっており、超高圧発生への応用などに取り組んでいる(Irifune & Hemley, EoS 2012)。本講演では、ヒメダイヤの合成や特徴に関して解説するとともに、地球深部掘削への応用可能性について述べる。

7)海洋投棄処分された大量の毒ガス弾を捉える -海底下3D合成開口サブボトムソーナーの開発- 

16時30分-17時00分
東京大学生産技術研究所   浅田 昭

[講演概要]第2次大戦の終戦直後に大量の毒ガス弾が日本沿岸域等に海洋投棄処分され67年の歳月を経ている。当時としては最終処分法が海洋投棄であったが、あまりにも身近な沿岸域であり、魚網に引っ掛かって引き上げ、再投棄も行われてきた。政府の調査報告では、これまで有害事故が少ないこと、効果的な優れた探査法が無いことから、一部を除いて恒久的な探査引き上げ処分対応策が取られていない。しかし、金属製容器は長い歳月を経て腐食に依り内蔵物質が海中に溶け出すなど、我が国に限らず世界中で危険問題視されている。福岡県京都郡の苅田港開発において平成22年度までに海底から有害で危険な化学弾2,800個以上が発見され、港湾開発工事の安全のため、浚渫に先立ち磁気探査手法により危険物の探知、回収作業が行われてきた。しかし、磁気探査手法は探知認識能力が数%以下と悪く、誤探知を含む全ての探知ターゲットを危険物と想定して引き上げ作業を行っており、作業効率、経費効率が著しく低い。このことから物体の映像認識を行う効率的、効果的な手法開発が求められてきた。シップアンド・オーシャン財団の技術開発基金の補助研究事業として、東京大学生産技術研究所とコスモ海洋(株)は共同研究により、海底下に埋もれたターゲットの姿を捉える合成開口サブボトムソーナーの技術開発を行い、海底エコーに隠れた海底下からのエコーを分離抽出解析する難しい探査解析法を開発した。開発したソーナーの性能評価試験を基に探査技術の有効性を紹介するとともに、海洋投棄処分され海底に隠された大量の有害物探査の必要性についても述べる。

8)椛島の洋上風力発電プロジェクト

17時00分-17時20分
戸田建設(株) 佐藤 郁

[講演概要]系統連系を行う浮体式洋上風力発電施設としては国内初となる100kW風車を搭載した浮体式洋上風力発電施設の長崎県五島市椛島周辺海域での洋上設置を6月9?11日に実施し、これに成功しました。小規模試験機は、スパー型と呼ばれる、細長い円筒形状の浮体構造の上に、風車およびタワーが海上に突出して固定されている構造を基本としており、細長い円筒形は風や波が当たっても揺れにくいという利点を活かしています。この小規模試験機は、3本のチェーンで海底に係留されます。浮体構造としては、浮体上部には鋼、下部にはコンクリートを使用した「ハイブリッドスパー型」と呼ばれる形式を採用しています。コンクリートは水圧や錆にも強いため、これを浮体下部に用いることでコストダウンを図るとともに、重心を下げ安定性も向上させています。なお、系統連系する浮体式洋上風力発電施設としてハイブリッドスパー構造を採用したものは、今回の小規模試験機が世界初となります。小規模試験機の形状・寸法は、2MW級実証機の約1/2の大きさで、一番深いところから風車翼(ブレード)の先端までの全長が71mで、海面上に浮いて見える部分の高さは34mとなります。また、円筒径は最大で3.8m、総重量は約350トンです。風車の形状は、風車ローター面がタワーの風下側となるダウンウィンド型としており、特にスパー型浮体との組み合わせにおいてより安定性に優れた形式となっています。今後、発電に必要となる海底ケーブルの布設、風車電気設備の接続・試運転をおこなった上で、運転を開始する予定であり、系統連系をおこなう国内初の本格的な浮体式洋上風力発電施設がまもなく誕生します。

9)海の再生力探査プログラム -3.11地震・津波の被災地・三陸沿岸域における海底調査画像アーカイブ紹介-

17時20分?17時30分
東京大学生産技術研究所 高川 真一

[講演概要]東京大学海洋アライアンスでは、日本財団、全日本漁業共同組合連合会、三井造船(株)、(株)久栄と協力して、被災海域の海中を小型ROV(カメラロボット)等を用いてシステムチックに調査するプロジェクトを立ち上げ、2011年4月下旬から10月にかけて、岩手県上閉伊郡大槌町や宮城県石巻市、気仙沼市、本吉郡南三陸町などの沿岸部海中の調査を行った。取得した大量のビデオ映像のデータベースを構築し、日本水産学会のホームページから見ることができるようにした。そのアーカイブについて簡略に紹介する。

特別協賛行事:17時30分-17時50分
平成24年度IEEE-OES Japan Young Researcher Award 2012 授賞式

17時30分-17時50分
司会 IEEE-OES Japan Chapter Chair   高木 健
同    Young Researcher Award幹事   林  昌奎

本フォーラム協賛学会であるIEEE-OES Japan Chapterでは、平成21年度より、将来の海洋研究を担う研究者の育成を目指して、若手研究者による当該年度海洋関連国際学会での優秀発表論文を表彰しております。栄えある第四回目のYoung Researcher Award 2012の受賞式を、本フォーラム研究会終了後におこないます。

懇談会:18時-20時
大気海洋研究所ロビー

*講演者の都合によりプログラムは変更されることがあります。

申し込み先:東京大学生産技術研究所海中工学国際研究センター浦研究室 杉松治美
Tel:03-5452-6487 Fax:03-5452-6488      E-mail:harumis@<この範囲は省略して下さい>iis.u-tokyo.ac.jp

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