東京大学 大気海洋研究所50年史 1992-2001 東京大学 大気海洋研究所50年史 1992-2001

第3章 大気海洋研究所の設立への歩み

3-3 研究所運営・諸活動の充実

3-3-2 福利厚生を通じた所内連携の強化

2010年4月の本所発足以降も,所内の横のつながりを強化するため,特にキャンパス内でオフィスが離れた旧海洋研究所系メンバーと旧気候システム研究センター系メンバー間の連携を深めるため,福利厚生活動が厚生委員会を中心に活発に行われている.現在,同委員会が主催する所内イベントとして,7月の七夕祭り,秋のバーベキュー大会・卓球大会・写真コンクール,12月のクリスマスパーティーなどが催されているほか,4月には学生主催の新入生歓迎会,3月には教育委員会が主催して「博士論文公開発表会」とともに行われる「修了お祝いの会」があり[➡4―2―1(6)],1年を通じて所員が集う機会が作られている.また,海洋研究所時代から続く教職員学生有志主催の「ふらっとアワー」(アルコール類とスナックを実費販売する簡易パーティー)も月1回程度開催されている.

このほか,本所隣の新領域創成科学研究科テニスコートでは,海洋研究所時代から数十年間続くサッカー部とテニス部が昼休みを中心に熱心な活動を行っている.本所1階のエントランスホールには卓球台が置かれ,昼休みや夕方以降にボールを打ち合う所員の姿がしばしば見られる.本所発足後に結成された音楽サークルも,各種イベントで演奏を行うなど,活躍中である.このようなプライベートの活動も所内の縦・横のつながりの強化,および中野・駒場時代と違い周辺に娯楽施設の少ない柏キャンパスにおける学生・教職員のメンタルケアに大変重要な役割を果たしている.